缶詰からヒスタミンが！？ヒスタミンとは？理由は何？

はごろもフーズの販売する一部の缶詰から基準を上回る「ヒスタミン」

が検出されたため、自主回収を行っているそうです。

ヒスタミンが検出されたのは消費期限が２０１６年７月７日から８月２７日の

「シーチキンマイルド」（７０ｇ）、「素材そのままシーチキンマイルド」（７５ｇ）、

「シーチキンマイルド・キャノーラ」（８０ｇ）の３種類のようです。



ヒスタミンって何？

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「ヒスタミン」はアレルギーやショックを引き起こす物質のことで、

体内の「マスト細胞」というところで作られます。何らかの刺激などによって

ヒスタミンがマスト細胞から遊離すると、「かゆみ」や、「湿疹」、「嘔吐」

などを引き起こしてしまいます。

これは大体１時間以内に起こるのが普通で、摂取量によっては食中毒の

原因になることもあります。

ちょっとわかりにくかった方のために例え話をしましょう！

蚊に刺されるとかゆくなりますよね？

あれは蚊の唾液中に含まれる成分を体が異物だと認識し、体の中で

「抗原抗体反応」という反応が起こります。

すると、先程説明したようにヒスタミンが分泌されるのでかゆくなるという

わけですね。

春が近づくと悩まされる花粉症も実は同じ理由で起こります。


なぜ高濃度のヒスタミンが検出された？

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もともと魚には「ヒスチジン」という「ヒスタミン」のもとになる物質が含ま

れていますが、製造会社には基準値が設けられているため普通は問題

になることは考えられません。

しかし、今回は会社規定の４～１０倍くらいの濃度のヒスタミンが

含まれていました。

なぜこんなに高濃度のヒスタミンが検出されてしまったのかというと、

どうやら製造工程中の保存の過程で温度が下がりきっていなかった

ことが原因のようです。

魚などに含まれるヒスタミン産生菌は温度がある程度高くなるとヒスタ

ミンを作りやすいという性質がありますから温度が原因であることは

間違いないようですね。



非常にまれですが意識がなくなってしまうこともあり意外と怖い「ヒスタミン」。

今後はしっかりと気をつけてもらいたいですね～。


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