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意外と知らない新薬ができるまでの話!年月や開発費はどれくらい? [薬]

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私たちが当たり前のように飲んでいる薬ですが、あなたは「新薬」ができる

までにどのくらいのお金と時間がかかるかご存知ですか?

意外にも知らない人が多いんですよね~。

普段はなかなか知ることができない新薬ができるまでのプロセスや開発

費用などを紹介していきたいと思います!!



新薬の開発の成功率は?



あなたは、一体どれくらいの割合で一つの薬を作ることができると思い

ますか?

10分の1くらい?それとも100分の1くらい?

いえいえ、実はもっと割合は低いのです!

なんとたった1万分の1以下しか薬にならないと言われています!

驚きですよね!!


薬ができるまで



1つの薬ができるまでにどういったプロセスを辿るのでしょうか?

まず、薬の成分のもとになる「リード化合物」という物質を見つけます。

ですがリード化合物を見つけてももちろん薬として使えるわけではありません。

そこで研究者が汗水流し、研究に研究を重ねて、より人に使えるような物質に

化学的に変えていくのです!

この「基礎研究」だけで3年近く費やします。



ようやくこの基礎研究を終えた薬は、「非臨床試験」という段階に入ります。

非臨床試験というのは要するに「動物実験」のことですね。

この動物実験には、マウスなどが使われます。

この段階では、薬の毒性薬の効果薬が体内での動きといったことを調べ

ます。

これによってその薬の動物での安全性や有効性を確認するんですね!

これだけで長いと5年近くかかることもあります。



この後はいよいよ「治験」という大切な段階に入っていきます。

この治験には3段階あり、それぞれ目的が異なっています。

第1段階目は、健康な人に協力してもらい薬の体内での動きなどを

確かめていきます。

また、ここで重大と思われる副作用が見つかってしまったら、また先程の

非臨床試験に戻ってやり直すこともあります。



続いて、第2段階目

ここでは、実際の患者さんに協力してもらうことでその薬の有効性と

安全性を確認していきます。

具体的には薬の効き目副作用が出ない最大量効き目が出る最小量など

を確認します。



最後の第3段階目では、同じく患者さんに協力してもらい今までの薬との比較

を行っていきます。

本当にその薬が効果があるのかということを、他の薬の今までのデータをもとに検証

していく段階です。

なるべく多くの患者さんに協力してもらいより正確なデータを出さなければなりません。

この一連の治験にだいたい3年から7年ほど費やします。



このいくつもの関門をくぐり抜けることのできた薬だけがようやく製造され、製品として

売られるというわけですね!

1つの商品として売られるまでにはトータルで10年から18年かかり、

開発費は総額200~300億円もかかるのです!

1つの薬でこれだけ多くの時間と費用がかかるなんて驚きです!



普段何気なく飲んでいる薬の背景にはこんなすごいエピソードがあったんですね!!

もしかしたらバファリンの半分は歴史だったのかもしれません!



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